「やった?」

「やらないよ、
そんな簡単に!」

「やるなよ。
はまるから。」

「はまらないよ!」

「もー
光輝うるさい!」

「心配なんだよ。」

「何が。」

「幸せじゃない恋愛をしながら
生き抜いて行くほど
中州は甘くないよ。」


「だから、、もういいよ。
また連絡するけん。

ごめん。」
心配は嬉しいけど

どうして
あんな言い方。

私だって
わかってて
苦しいから

聴いてほしかったのに。

光輝なんてきらいだ。

「友達、つくらなきゃ。」

博多に中洲に

自分の恋の話を
できる女友だちは

ひとりもいなかった。