カドウチアキラは

クラブフラジールの
店長だった。

「本名の舞でいく?」

さんざん
水商売のこと
ばかにしてきたのに、

本名はきびしい。

「なにかつけてもらえますか。」

「可憐はどうかな?
ほかにいないし、
イメージにぴったりだよ。」

「じゃあそれで。」





はじまれば
それなりに

厳しい。



「可憐ちゃん

かわいいけどさ、

なんかまだ硬いよね。

もうちょっと
こう、構えずに、
気楽にできないかな。」

「けど
姿勢は崩しちゃダメだよ。

甘えて、隙はみせるけど、

品格と
オーラは
失ったらだめ。
安くみられず
可愛くみせるんだ。」


「、、、。」

どういうこと
なんだろう。
難しいな。