わたしの
猜疑心と
裏腹に

カドマツアキラは

雄弁そのものだった。

「うちは
はたらきやすいよ、派閥もないし。

この仕事は
きれいだったり

可愛くないと

働けないから。

定期的に

みんなで飲み会や

バーベキューも
してるし、
可愛がってもらってね。」


「はい、、。」

「時給なんだけど、

そうだな、
経験もなくて
お客様もいないけど、

かわいいから

とりあえず3000円にしようか。」

「経験もないのに
そんなにもらっていいんですか?」