「電話くれて
ありがとう。
とっても嬉しいよ。

どこから
博多にやってきたの?」

「熊本です、、。」

「そっか〜、うちにも
熊本出身のキャストいるから
紹介していくね。

熊本では
水商売したことあるの?

熊本って
可愛い娘多いよね。」


「ないです、
水商売は
きらいで

したくありませんでした。」

カドマツアキラ、

うさんくさいなぁ、
だまされないかな。

お母さんの
スナックは

場末の小さなスタンドバーみたいな
ところだった。

クラブフラジールは

どちらかというと、

キャバクラで
働いている

友達のFacebookやラインの

タイムラインにでてくるような


少し広めで

まぁまぁ、豪華な内装だった。

「いいね、
それくらいすれてないほうが
新鮮でいいな。

なんでも


素直に吸収していって、
たくさん稼いで売れっ子になろうね。」

「、、、、。」

お金がもらえれば
いいんだけどな。

水商売なんて

悲しい思い出しか

ないんだけどな。