私たちは、店を出た。 「そういえば、蛍に戻らなくてもいいの?」 「う~ん、このままでいたいけど~ あっ、ほら、あいつら来たから戻るよ~ じゃあ、またねぇ~。」 「奏…? 楽しかった…?」 鳳凰のみんなが、こっちに近づいて来て… 遥ちゃんは、蛍と入れ替わったようだ。 「楽しかったよ~!! ありがとね、蛍。」 「奏が楽しかったなら、よかったよ。」 蛍は、笑顔で私に言ってくれた。