しばらくすると…

遥は、ビクッと体を跳ねて顔を上げた。


「…うん?

何、なんで僕、覇王の倉庫にいるの~?」


遥は、いきなり不思議なことを言い出した


「ちょっと、触んないでくれる~?」


遥の肩を抱いていた愁の腕を離させた。


どういうことです…?

いつもの遥に戻ったということですか…?



遥は、そのまま倉庫から出ようとしていた。