~ 怜 視点 ~ 「愁~、キスしてぇ~」 姫、いや遥の甘い声が倉庫に響く。 「いくらでもしてやるよ。」 そして、私たちは愁と遥のそんな姿を見せつけられている。 「愁ばっかり、ずるいわ~! 俺にもしてぇー、お姫様~!」 凪斗が、遥に抱きついて唇を押しつけようとしたら… 「いっやぁ! 僕は、愁しかキスしないもん!」 遥は、凪斗の口を手で押し退けた。