「…これ返すね。

恭也なら、私なんかより、もっと素敵な人見つかるよ。」


蛍は、俺に指輪を渡した。

その指輪は、俺が蛍をイメージしてデザインした、この世でたった一つの指輪だった



これを返すってことは、つまり…


「鳳凰の姫を辞めて…

俺とも別れるってことか…?」


「…ごめんなさい…」


ヤバイ、頭が真っ白になってきた…

蛍は、俺より覇王の総長を選んだのか…?