「気づいてたよ~

まさか、助けてくれないなんて思わなかったけどね~?」


「なんで俺が、お前を助けねぇといけない…?」


「酷いな~

族の総長なら、女一人くらい助けてよ~」


こいつ…

俺が、覇王の総長だって知ってたのか…


「まぁ、助けなくて正解だよ。

僕は、あんたの敵だからね~」


「…? どういうことだ…?」


敵…?

何を言っている…?