~ 愁 視点 ~ 「どうだ? 出来たか?」 「出来たよ~! 本当に、愁は人使いあらいよね。」 祐二は、俺に色々言ってきたが… 俺は、そんなことは気にせず、祐二からもらった瓶を眺めていた。 瓶の中身は、粒上の薬が入っている。 「本当に、いいの? こんなの使わなくても… 愁なら、女の一人や二人惚れさせられるでしょう~?」 祐二は、俺に確かめるように聞いてきた。