「そうはいかないよ。

僕も彩音ちゃんが好きだからね。」


アヤちゃんに、彩音ちゃん…?


「どうやら、さっきの家から出ていた奴は…

女だったらしいね~」


「えっ…!?」


あの人は、女だったの…!?

女に見えないほど、カッコよかったから分からないよ…


「彩音ちゃん…?

あれぇ~? 前までは、苗字で呼んでなかったぁ~?」


「それだけ、僕と彩音ちゃんは仲が良いってことだよ。」


なんか、恐いくらい…

千から殺気が出てるんだけど…