「ダメだよ、そんなことしたら。」 「そうだっ! 蛍ちゃんも一緒に行こうよ~! 蛍ちゃんの護衛にもなるからね~! 千、お留守番忘れているみたいだから~」 慶都は、思い付いたように私が嫌だよと言う前に腕を引っ張り、倉庫から出た。 慶都は、私の腕を掴んでいる手を離し、周りに誤解されないようにしてくれた。 たぶん、慶都も… 遥しか、手を繋がないと思っているんだと思うけど…