~ 蛍 視点 ~


私が元の体に戻って数日経った、ある日…


「蛍ぅ~、僕ねぇ…

ある子に誕プレあげようと思うんだけどぉ…


何をあげたら喜ぶと思う~?」


千が、私と倉庫でお留守番をしているときに、いつものぬいぐるみを抱えて言ってきた。


「えっ…!?

プレゼント…?」


「うん、もらって嬉しいものって何かなぁ~?」


なぜ、私に言ってきたのか不思議に思ったけど…

千の真面目な顔で聞くのをやめた。