「ふふ、じゃぁ、返却できたので私は帰ります。
鍵置いとくので本はじっくり読んでください。」

にこっと微笑んで女の子は
図書館から消えた。

私は一人取り残された気分で
次に読む本を探していた。

そしてその瞬間。

ピカッと、窓の外が
光を放った。

は???雷???

光ったあとゴロゴロゴロと
おきまりの音を鳴らす。

昔から雷だけは駄目だった私は
怖くてその場にしゃがみこんだ。

もうやだやだやだ・・・・誰も居ない図書館で
しかも雷なるなんて・・!!

そしてしばらくたってザアアアアという音が
する。雷&雨なんてついてないなあ・・。