─翼 Side─

やっとお昼が終わった。

健人むかつく。

つーかなんでさっきからやたらと

俺、霞織のことになったらムッとするわけ??

はーーっ。

もしかして恋?ん~~なわけないよな。

「翼、さっき嫉妬してたでしょ!」

翔がニタニタ笑って
こっちを見ている。

「幼い顔してそんなこといってんじゃねえ!」

俺が翔の頭をクシャクシャとしたら
翔が俺の手を振り払って
口を開いた。

「それとこれでは関係ないもんーーー。」

言う事も顔も幼すぎ!!
女子から人気あるのも仕方ないよな。

「なぁ、海、あいつモテてんの?」

勿論あいつとは霞織のことだろう。
健人が急に言い出した。
情報網の海は結構なんでも知っている。

「ん、あいつ?最近男子は的にしてる見たいですけどねーー。
つーか翼のほうがヤバいよ。」

海がけらけら笑って俺を
からかう。