─霞織 Side─
朝!!
っていっても、低血圧の私には
朝は苦手だ。
よく寝た、と思うこともなく、
だるいまま一日が始まる。
「霞織、ご飯だから降りてきなさい!」
ベッドの上でボーッとしていると、
お母さんが階段の下から叫び散らす。
ああ、もう、うるさいなぁ、なんて思いながら
起き上がる。
「今行く!」
こんなやりとりが続くと私の一日の始まりだった。
・・・・・。
リビングに行くと、いつもどおり、
サラダと目玉焼きと牛乳がセットでおいてある。
私は目を擦りながら、牛乳を口に流し込む。
そしてお母さんと二人、食事を囲み、学校へ行く
したくをする。