未菜side

関くんの告白から、一ヶ月が過ぎた頃
私は、一人でショッピングモールにやってきた。
今週末、流空の誕生日なの、だから、プレゼント買わなきゃ
私と流空で買い物行くこともあって、行きつけの店は全て覚えてるし、店員さんも優しいからすぐに相談しちゃうんだ〜
私は、いつも行っているアクセサリーショップに入った。

どうしよう、良いのがあり過ぎてわかんなくなっちゃった
「何か探し物ですか?」
「はい...実は誕生日プレゼントを買おうと思ってて、でも、良いのがあり過ぎて迷ってるんです。」
「そっか...ねぇ、その人って彼氏...?」
「いえ!違います。
従兄弟の誕生日プレゼントです!」
「そっかそっかー
じゃあ、今フリー?」
この人は、何を言っているのか...?
フリーだから、此処に来たのに...
「ぷっ、」
「あの......」
「ごめんごめん、ぜーんぶ聞こえてるよっ?」
「えっ!?」
「マジマジ!
フリーは、彼氏とかいる?」
私が、こんなブスなのに彼氏いたら、世界の終わりだよっ!
「おーい、未菜ちゃんは、可愛いから
んで、彼氏いる?」
「いません!」
あれっ?
なんで、私の名前知ってるのかな...?
教えた覚えないけど...
「俺のこと、知らない...?」
私は、大きく頷く...と
「前も、此処に来てくれたよね...?
高校のお兄さんと」
あっ!
流空と遊びに来た時だっ!

そこから、一目惚れしちゃって、でも、隣にいた彼が彼氏かな...?
とか思っちゃってさっ、でも、今の聞いて心の底から、よっしゃ〜って思ったんだよっ、だから、俺のこと知らないと思うけど、俺と付き合って...?」