翌朝、子供だけ聴覚検査。


恐れていたものがとうとう来た、インフルエンザの時に言われた言葉。


『薬の副作用で、耳が聞えなくなるかも知れません』


いや、でも物音で反応するし、大丈夫かも知れない。


検査を受けている間、病室で待機。


怖いよ、ああ、薬飲まなきゃ良かったけど、でも熱が高い方がヤバいって。


トントンとドアのノック音、我が子を抱えた看護師さんがそこに居ると思ったら、腕の中に何も見えない。


「あの、子供は? 」
「聴覚には異常が無いんですが、黄疸が強いのでしばらく光線治療をします」


えええ? 黄疸?


はい、ここで黄疸についてお勉強しましょう。