「ひろ待ってー!」


あやが先に行く俺を小走りで追いかける。


あやの顔がまともに見れない。


私服可愛すぎんだろ。


だから俺はいつも通りにできなかった。

胸がドキドキいってる…


もちろんあやには気づかれたくない。


「ひろーっ!どしたの?」


あー、もー。そんな可愛い顔して
こっち見るなよ


俺はいじわるだったが
どんどん歩くスピードを早くした。


運動音痴のあやはノタノタ走っている。



「あっ!」


その時あやが大胆に転んだ