いたい…


でも、笑わなきゃ。


泣いてちゃひろのお似合いの彼女になれない。


「あや、大丈夫か!?」


ひろは急いで私の元へ駆け寄り頭をさわった。


「痛かったぁ!でも、頭少し良くなったかも。」


よし。うまく笑えた。


「ごめん!あーちゃん!」


ボールをぶつけてしまった私に全速力で駆け寄ってくる男子。




「次は、気おつけてね?」


また、笑い男子にボールを手渡す。


「ああ。ごめんな。」