「私…ちっちゃいし。可愛くないしすぐへこむし、ネガティブだしどこがいいのよ…」


そうだよ。


私なんかよりもっと可愛い人いるじゃん。


「あやじゃないとだめなんだよ…俺は初め見たときから…好きになった。普段はばかで天然で不器用だよ。



でも、よく笑う顔や泣く顔見てると、もっと見ていたいって思う…

確かにおまえはちっちゃいよ?


でも俺に対する気持ちはでっかいんだろ?」


いつもより強く抱き締めるひろの腕。


「うん!ちっちゃいけどひろを好きな気持ちはおっきいよ!」


「熱あるのに来てくれたもんなー。」


「あや。」


ぐちゃぐちゃになった顔でひろを見上げる。