ふらふら水道場に近づいた。


そして…


ばたっ


!?


倒れた…


「冴島!大丈夫か!?」


慌ててあやの元へ近づく男子。


あやの体はうごかない。


気まずい雰囲気なのも忘れ俺は、無我夢中になりあやの元へ走りあやの体を無理矢理起こした。


「あや!!…おい!あや!!意識あるか!?」



みんなが見てるのに大声をあげる俺。


「ん…ひ…ろ…」


あやはぼーっとしている。
あやの額に手を当てる。


「あつい…」


顔が真っ赤になり、りんごみたいになっている



あやはそのまま俺に体を預けた。



「保健室行くぞ。」


ひょいっと小さな体を抱き上げた。


先生になにも言わずあやを抱き上げながら家庭科室を後にした。