「わーい。できたぁ!」

なーんて、女子も男子もはしゃいでいる。


俺は正直…だるい。


その時だった…


どさっ


あやが座り込んでいる。


彼女の名前を呼ぼうとした瞬間。


「冴島!?大丈夫か?」


あやの異変に気づき駆け寄る男子たち。

「うん…へーき☆ちょっとぼーっとしちゃっただけだから…」


あやの額には汗が浮かんでいた。


なのに無理して笑うあや。


「おまえ…熱あるんじゃね?」

そう言ってあやの額に手を触れる男子。


「なんかすごい熱ないか?」


男子はあやの熱の高さに驚いている


「ごめんね。大丈夫。」


と言って無理して立ち上がった。