「これ。ひろが?」


「俺以外誰やんの。」


ひろが氷枕作ってくれたんだ。


「ありがと。今日のひろ優しいね。」


ひろの顔を見ると真っ赤だ。


「うっせー。ばーか。」


今すごく幸せだよ。ひろ。


でも熱がどんどん上がってる気がする。


みるみる真っ赤になる私の顔。



ひろは私のおでこに手のひらをあて
熱を確認する。



たったそれだけのことなのに
なぜかどきどきしてしまう。



「熱い…なんかあがってねーか?」


「うん。なんかぼーっとする…」


「寝な?俺ついててやるから。
昼寝は得意だろ?」


今日ひろやっぱり優しいな。