「ひろ!おつかれさま。」


「おまっ…ハンカチじゃん。それ。」


部活が終わったひろにタオルじゃなくハンカチを渡す。


「だめ?」


「ふつーにだめでしょ!ほんとにばか。」


ぷぅ~っとほっぺを膨らます私。


「はい。はい。悪かった。」


ひろは、笑って謝ってくる。
私の機嫌も治り


「一緒に帰ろー」


と言った。


「あ…わりぃ。今日一人で帰って?先約あるから。」


なにそれ…


私、ずーっとひろのこと待ってたのに。