「黙れ。」

あやの言葉を遮り、あやの身長に合わせてキスをした。


あやは真っ赤で大きな目をますます大きく見開く。


「俺はさ…おまえのこと初めから好きだったんだよ。見た目なんて気にしなくてもいいじゃん。大事なのは距離だしさ。俺たち距離0なんだからいいじゃんか。」



またあやの体を抱き締めた。


そしてまた、あの無邪気な笑顔で


「うん!」


と答えた。



「さっ、見つかるとやばいからそろそろ戻ろ」


あやの手を引いてホテルに入ろうとする。


「ひろ…」


あやが俺の腕を引っ張って離さなかった。


「どした?」


「大好きっ」


顔を真っ赤にして先にホテルに入っていった。


「かわいすぎ…」

そう呟いたのもあやには聞こえなかった