「ん…」


え…


ひ…ろ…?


「ひゃぁぁぁぁぁっ」


びっくりして悲鳴をあげてしまった。


熱あるのに。


自分の声が頭に響く。


「うっるせ…」


「なっ………………なんでひろがここに!?先生は?」


「あー。俺が見てるからって言ったら見回り行くって。大丈夫なのか?倒れたりして。」


ひろ…


ごめん。


「ごめんね?」


咄嗟に出た言葉。


だけど言わずにはいられなかった。


「なに謝ってんの?」


「迷惑かけちゃって…」


「そう思うならなんで俺か担任に言わないの?」


ずきん…


頭がいたい…


心もいたい…


ひろに白い目で見られた。