「浅見!!!」


急いでたせいか浅見先生って忘れた。


「先生だろ?おまえいつからそんなに
えらくなったんだ。ってどうした冴島!?」


浅見は俺がおんぶしてるあやの存在に気づいた


「かなり熱あるんです!どうしたらいいでしょうか!?」


「4階の405号室に保健の先生がいるから連れてってくれないか?」


「わかりました!」


と返事して全速力で4階まで階段を使い走った。エレベーターの方が早いのにエレベーターの存在を忘れていた。


「はぁ…」


あやの荒い息。

熱があって辛そうだ。


「ん…」


「大丈夫か?」


あやが起きたんだと思い、後ろを向きながらそう声をかけたら…


「すき焼き…」


と呟いた。