ふらふらする足取りでバスを降りた。


目の前には豪華なホテル。


荷物を受け取り、のそのそ
歩いた。


「荷物持つよ」


強引に私から荷物を奪ったのはひろ。


「いいよ。重いから。」


「あんまり無理すんなよ。無茶してんのバレバレなんだからな。」


ひろは少し怒った顔つきで私にいった。


「ありがとう…」