「あや、起きな?」


ハッ


辺りを見ると私以外みんな降りてる。
外は真っ暗。


えりが先に降りないで待っててくれた。


「大丈夫?顔赤い。」


「寝たらよくなった。ありがと。」


そう言って立ち上がった。


そのとき。


頭痛がした。


「いたっ」


「大丈夫!?」


痛すぎて声に出しちゃった。


私は両手で頭を押さえた。


「あや、ゆっくり降りよ?」


そう言って私の背中を支えてくれるえり。


ありがと…