「冴島….暗いぞ?」


値札のことをまだ気にしている私。



「あー。あやはさー。ぷっ…」


ひろが思い出しわらいをしてさっきの出来事を話そうとしている。


「わーっ」


背が小さい私はひろの口まで届かずぴょんぴょんしている。


「言わねえよ。」


と言って笑うひろ。


いじわるなんだか優しいんだかわからない。


空港の中に入るとおみやげ屋さんがいっぱいあって魅力的だった。


騒いでいる生徒たちに浅見は


「帰りにみなさい」


といった。



パスポートを見せてチェックインカウンターにキャリーケーズを預ける私たち。

そして飛行機の中に入った