「先生。」


さっと手をあげるひろ。


おっきいからすぐにわかる浅見。


「なんだ。佐藤。今先生話してるだろ?」


ひろ…どうしたの?


「あや…いや…冴島がお腹いたいみたいです。」


えっ…


「大丈夫か?冴島?顔が少し赤いが…」


「あ…はい。」


近づいてくる浅見。


「お腹痛いなら早くトイレ行きなさい」


「俺、連れてきます」


ひろはトイレの前まで来てくれた。


お礼をいう間もなく急いでトイレに向かう私