あやと佐藤くん…帰ってこないな…


さっき、あや元気なかったし
けんかでもしたのかも…


ドーーン


「きゃーっ」


「花火」


夜空に花火が鳴り始めみんなが興奮する。


ぎゅっ


だれかがあたしの手を握った。


「えり。」


裕太だった。


急に好きな人に手を握られたので
ドキドキしてしまう。


「なに?」


「屋上行こうぜ。」


裕太は走り出してあたしを屋上へと連れていった。