「じゃあ…じゃあなんでいじわるすんだよ!好きなのに…それって、嫌いだからいじわるすんだろ!?」


ひろは私の背中をさすり続けてくれた。


「嫌いだったら側にいねーし、こうして助けてもねーよ。俺は…こいつのすべてが好きだ。素直になれなくていじわるしちゃうときもあるけどこいつが誰よりも好きなんだ!それだけは誰にも負けねえ」


ひろ…


そんな風に思っててくれてたんだね。



「それより…なんであやがいいの?」


次の瞬間高橋くんから言われた言葉は耳を疑うものだった。