うう…


くるひぃ…


ひろ、いつまで口塞いでんの…


酸欠になりそう。


「う~う~…」


しゃべれない私は、ひろの足を叩いて離してとジェスチャーを送る。しかし


ジェスチャーに気づかずもっと強い力で私の口を塞いだ。


息ができない。


後ろに倒れそうになった時
ようやく解放してくれた。


「はぁっ…はぁ…」


「ごめん。大丈夫か?」


「らいじょうぶじゃなひ。」


苦しそうに答えた。


あっという間に順番が回ってきて
お化け屋敷の中に入れられた。