「クレープいかがですかーっ」


昨日の衣装を着て頑張って声をあげる私たち。


11時になって来たお客さんの数は40人以上はいてとても、嬉しく思った。


「ねーっ、」


ん?


小さな子供が私のスカートをくい、くい引っ張る


「どうしたの?クレープ食べない?」


私は小さくしゃがみこんで子供の目線と合わせた


その時男子たちが爆笑した。


「アハハハハハハ!冴島!その子と大きさかわんねーじゃん!」


指を指して笑い出す男子一同。


「もーっうるさい!」


「ねえ…お姉ちゃん」


「なぁに?」


私は優しくその子に首を傾げた。


「僕、この風船ほしい!」