「ん…」


先に起きたのはひろだった。


ガラッ


「おはよ、ひろ。」


裕太くんが控え室のドアを開く。


「わっ…裕太!?」


隣にはえり。


「あや早く起こしてあげなよ。もう校庭にみんな集まってるよ?」


えりは寝ている私に気づき、そう言った。



「ってか一緒に寝たんだー。ひろくん。」


にやっと笑う裕太くん。


言われるとひろの顔は真っ赤になった。


「先行ってるな。」


そう言って裕太くんはドアを閉めて行ってしまった。


「あや!起きろよ。朝になったぞ。」


ひろはそう言っておでこを当てる。
こんなことをされたら真っ赤になる
私だったが爆睡してたのでわからない。


「ったく起きろよ!」


全身をくすぐり始めてやっと起きた。


「ひゃぁっ…」