「きもちー…」


そう言ってよろけるあや。


「あぶないっあや辛いのか?」


「大丈夫。」


「熱何度?」


「まだ40℃あるの…」


「大丈夫じゃねーし!」


会話に入れない裕太が強引に割り込んできた


「あーちゃん、こいつさあーちゃんが熱出したこと気にしてんの」


ばか裕太め。


これを言うために来たのか?


「裕太!お前まぢ邪魔。帰れ。」


裕太の背中をけって無理矢理追い出した。


「いってー。このいじめっこ。」


バタンと閉まるドア。