「バイト?」


「うん…駅前のカフェで。平日も土曜日も入ってて、怖い先輩とかいたからストレス溜まっちゃって倒れちゃった。」


「なんでバイトなんて」


顔を赤らめながら新品のiPodtouchを両手で手渡すあや。


「誕生日おめでとう。」

目をつぶりながらそれを手渡す。手が震えてる。


なんだよ。


俺のためにそんなに頑張ったわけ。



誕プレ買うために…


震えがとまらない。


あやをすごい勢いで抱き締めた。