「さんきゅ。」


そう言ってプレゼント箱を開ける。ところが出てきたのはぐちゃぐちゃのケーキ。チョコペンでハッピーバースデーとかかれている。


「やだっぐちゃぐちゃ…せっかくきれいにできたのに…」


涙目になり。今にも泣き出しそうなあや。


「アハハハハっ」


つい笑ってしまった。


「ひどい!どうして笑うの?」


「やー。ぐちゃぐちゃだなーって。」


いつも通りいじわるな俺



「もうっあげない。」

あやはケーキを俺から引ったくる。


「悪かったって。ぐちゃぐちゃでもあやが作ってくれたことには代わりねーから。」