ひろ。怖いよ…


「飯抜くほど何か病んでんのか?」


怖い顔をやめて今度は心配そうに私を見下ろしている。


「なにもしてな…「嘘つけ!」


なにもしてないと言おうとしたら大きな声で遮られてしまった。


次の瞬間優しく私を抱き締めた。


「あや倒れてめっちゃ心配したんだよ。変な病気なんじゃないかって。心配だよ…あや…」


いつもの元気でいじわるなひろとは違い
とても弱く感じた。


私は後ろから手を回し抱き締めた。