教室に戻り鞄を手に取り帰っていく私。


「おんぶしてやろうか?」


私を見下ろしながらひろは言ってくれた。


「や。大丈夫。」


「顔色よくないぞ。」


おんぶされたら私また寝ちゃうと思うし


「送ってくれてありがとう!」



家まで送ってくれたひろに鞄を両手で持ちにこっと笑う私。


ドアに手をかけようとしたら急にひろが腕を掴みだした。