帰りは怪我したあやをおぶって帰った。


「楽しかったな。また来年も一緒に見ような。」


「うん…」


あやは俺の背中に頭を埋めている。


眠そうだ。


「ひ…ひろ…大好き…スー…」


大好きと言い残し
俺の背中の上でぐっすり眠るあや。


「俺も好きだよ。」


寝ているからわからないよな。


寝てるあやにそう言った。