「ひゃぁっおろして!」

あやはびっくりして俺の背中の上で
バタバタしている。


「暴れると落ちるよー。」


あやの方を向いてニヤリと笑う俺。


階段を上がり川原の上から花火を見る。


「ひろっ、手繋ぎたい。」



「は!?」


急に囁くように声をだしたあや。


今日のあやかわいすぎる。


俺は、あやをおろして手を繋いだ。