またもや冷たい態度。


「きゃっ」


ひろの早歩きのせいで私は転んでしまった。


「いたぁ…」


いつもだったら大丈夫?って手を
差しのべてくれるのに…


そんなひろの姿はなかった。


「あの子転んじゃったみたい。」


「えー。かわいそー。」


そんな声が聞こえてきて私は
人目を気にしないで泣いた。



「ひろの…ばかっ…ひっ…く…」