しかしあっけなく捕まってしまった。


「ほら、言ってみ?」


「ひろくん…」


「くんはいらない。」


「ひろっ…」


「よし。良くできました。」


そう言って私の頭を撫でるひろ。

「よし。教室戻るぞ。」