「やだっ!!!!!帰りたくない!!」


私は泣きながらひろの肩をさすり続けた。


「ちょっ…あや!おまえ熱あるんだし遊ぶのは無理だろ。」


違うよ。


今日しかチャンスは、ないの。


「ひろに…伝えたいことある…」


「え…」


ひろはびっくりした顔をしてる。


「お願い。夜の7時浜辺で待ってて…」


しばらく黙っていたひろだったが
静かに口を開いた。


「わかった。」


わがまま言ってごめんね?


でも私…ちゃんと素直にひろの気持ち伝えるからね