ベンチに座りそれぞれアイスを取り出す。


「あー!うまい!最高。」

裕太はスーパーカップを一口食べると
大袈裟に両手を広げた。


「そんなにー?」


あたしはそんな裕太を見て笑みがこぼれる。


「うまいよー。ってかあーちゃん大丈夫かな?」

ずきん…


まただ…


なんで?


なんであやばっかり。


あやには、佐藤くんがいるのに。


「ねえ、裕太。まだあやのこと好き?」