裕太に水をかけられた。


「なーに、ため息ついてんだ。
おまえらしくない。」


「べっつにー。」


あーあ。またかわいくない。
あやみたいに素直になれたら…


「あーちゃんいないからつまんないんだろ。
俺が遊んでやるっ」


裕太はあたしの頭に手を当て
にこっと笑った。


やっぱり好きだ。