30分後…救護室を見つけた。


ほっと胸を撫で下ろす。


救護室の扉を開ける。


「すみません。いいですか!?」


中に入ると救護室のお姉さんに
焦りぎみで声をかけた。


「大丈夫ですよー。そこにベッドがあるから」


ベッドにあやを寝かせてあげた。


「熱があるみたいなんです。」


「そう。今日は最高気温だから多分熱中症ですね。」


熱中症?


こいつ熱中症なのか。


俺はあやの目が覚めるまでずっと救護室であやの手を握っていた。